川崎・武蔵小杉で皮膚科の女医をお探しですか?〜顔ダニのお話〜
- 2016年4月24日
- ■■お知らせ■■
皆様、こんにちは!
院長の中井です。
私がニキビデビューしたのは、17歳の頃でした。
当時はニキビは出来てもしょうがない、放っとけばいずれ出来なくなるもんだといった感じで、そもそもニキビで皮膚科を受診するという概念はありませんでした。
例のごとく、毎日鏡をみてはため息、そしてつぶす、の繰り返し。
今考えてみると、ほんと恐ろしい事をしていました^_^;
今日は、ニキビの原因となる顔ダニのお話を少し。
「顔のニキビが皮膚科に通ってもなかなか治らない。」
こういうお悩みを抱えている方が、実は少なくありません。
当院にもそのようなお悩みの患者様が、遠方からいらっしゃいます。
「なかなか治らないニキビ」、実はそれは顔ダニが原因かもしれません。
顔ダニ(デモデクス)、名前だけ聞くと悪者と思われがちですが、実は赤ちゃん以外の大人の皮膚の毛穴に、ほぼ100%寄生しています。
肌から分泌される皮脂をエサとして、皮脂の量のバランスを保ってくれる役割があります。
しかしこの顔ダニが増えすぎてしまうと、顔ダニの死骸や抜け殻が、発疹や炎症を引き起こす原因となるのです。
顔ダニによる症状は主に、
①ニキビの薬を塗っても改善しない。
②顔がかゆい
③乾燥肌
④顔が赤い(酒さ)
⑤毛穴の汚れ、開きが気になる
です。
これらの症状を感じた場合、顔ダニが増えすぎている可能性があります。
顔ダニが増殖する原因として、
①夜の洗顔やクレンジングがきちんと出来ていない
②脂っこい食事が多い
③睡眠不足・ストレス
④ファンデーションの厚塗り
⑤顔のうぶ毛(ムダ毛)が多い
⑥ステロイド剤を長期間塗り続けている
が挙げられます。
①しっかり洗顔し、肌の余分な皮脂や汚れを落とす事が大事ですが、過度の洗顔は必要な皮脂を取りすぎてしまうため、要注意です。
②顔ダニのエサとなる皮脂が、油分の多い食事を続ける事で増え、それに伴い顔ダニも増殖していきます。バランスの良い食生活を心がけましょう。
③睡眠不足やストレスによりホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンの分泌が活発化し、顔ダニのエサとなる皮脂の分泌が増加します。
④ファンデーションの油分が顔ダニのエサとなるため、厚塗りは禁物です。
⑤顔のうぶ毛が濃い方は、うぶ毛に皮脂や汚れが絡まりやすいため、2.3週間に1回は剃りましょう。
⑥ステロイドは肌の炎症を抑える効果があるものの、顔ダニを過剰に繁殖させてしまうため、長期間の使用はNGです。
当院では顔ダニの検査を行っておりますので、ニキビや肌荒れでお悩みの方、ぜひご相談くださいませ!