そのしこり、粉瘤?
- 2016年5月21日
- ■■お知らせ■■
皆さまこんにちは!
看護師のMです。日中汗ばむ陽気で、徐々に夏が近づいてきている感じがしますね。
さて、背中やお尻などにしこりがある、徐々に大きくなって痛みがある、臭いがする、という患者様がここ数日増えてきています。
診察してみないと確定診断はできないのですが、そのしこり「粉瘤」かもしれません。
粉瘤とは、皮膚の下に袋ができ、そこに垢などの老廃物が溜まることできるしこりで、良性の腫瘍になります。症状がなく、大きさなど気にならなければそのままでも構いませんが、皮膚の表面にある小さな穴から雑菌が入るなどし、炎症を起こすと赤く腫れ上がったり、更に化膿し悪化してしまうと強い痛みが生じます。また、その表面の穴から膿が出てくることもあります。
もし、既に悪化した状態であれば、排膿処置を行い、自宅でも処置をしていただきますが、しばらく通院してもらいます。袋が残っていると再発する恐れがあるので、炎症が治れば皮膚を切開し、粉瘤を袋ごと取る根治術を行います。手術自体は数10分で終了しますし、そのままご帰宅できます。
ですので、そうなってしまう前にまずは、気付いたら早めに受診してくださいね♪
ちなみに、タワー皮膚科形成外科武蔵小杉は土曜日の午後も診療してますよー(^_^)v