川崎・武蔵小杉で皮膚科の女医をお探しですか?〜金属アレルギーのお話〜
- 2016年6月20日
- ■■お知らせ■■
皆様、こんにちは!
院長の中井です。
今日は金属アレルギーのお話を少し。
蒸し暑いこの季節、素肌にネックレスをするようになって、気が付くと赤く痒くなっていたり、冬はなんともなかったピアスの穴が、暑くなってきてただれるようになってきた、なんて事はありませんか?
「金属アレルギー」という言葉、皆様ご存知の方も多いかと思いますが、実は「金属アレルギー」は、汗と金属が反応することで発症します。
汗で金属が溶け出すと、溶けた金属がイオン化し、体内のタンパク質と結合してアレルゲンとなります。
そうすると、体内でアレルゲンに対する抗体が作られ、抗原抗体反応が起こり、金属アレルギーを発症するのです。
金属アレルギーには、「金属接触アレルギー」と「全身金属アレルギー」があります。
金属接触アレルギーは、まさにピアスやネックレスなど、身につけた金属が原因でおこりますが、「全身金属アレルギー」は、歯科金属や内服薬、食品に含まれる金属が体内に侵入し、発症するものです。
金属接触アレルギーとは異なり、全身から汗と共に出てくるため、汗をかきやすい手の平や足底に症状が多く見られます。
金属アレルギーは一度なってしまうと、体質ですので根本的に治す事は難しいのですが、原因物質を特定、除去することで、症状が治癒、または改善します。
金属アレルギーは、パッチテストで調べる事が出来ます(健康保険適応)。
背部に金属の試薬を染み込ませたシールを貼付し、貼付した2日後、3日後、7日後に判定を行います。
当院でも行なっておりますので、是非ご相談下さいませ!